IW 2回戦敗退後のフェデラーのインタビュー
インディアンウェルズ、2回戦敗退後のフェデラーのインタビューです。
足はなんともなかったようで、とりあえず安心しました。あと、意外とさっぱりしていて、そういう意味でもほっとした感じ。
March 11, 2007
Roger Federer
INDIAN WELLS, CALIFORNIA
Q:敗退はどれほどの痛手ですか?
F:普通の敗退と同じぐらいだよ。ツアーで100回は経験した。だから、これはテニスでは普通のことだと思うよ。僕に問題はなかった。彼がすごくいいプレーをしたんだ。僕はチャンスを逃し、後でその代償を払うんだ。
彼はすごくいいプレーをしたと思うし、僕のプレーがひどかったとは全然思わない。だからいいんだ。
Q:足首に悩まされた?
F:いや、問題ないよ。
Q:全然ですか?ではなぜタイムアウトを?
F:テープを外さなきゃならなかっただけなんだ。どっちの足も(聴き取り不能)ことがあるから、そうしなきゃならないんだ。
Q:母趾にマメはない?
F:ああ、ちょっとだけね。
Q:両足首にテーピングしていますが、毎試合そうですか?
F:そうだよ。特別なことじゃない。足首から趾までテーピングするんだ。多くの選手がそうしてる。だから、変なことじゃないよ。唯一の問題は、前の方と足のところのテープが動いてしまって、思ったようにくっついてない時があるんだ。だから、外したんだよ。それと親指に問題があったからね。でもひどいものじゃないから大丈夫。
Q:記録を追いかけたり、そのことでマスコミから質問されたりしなくてすんで、プレッシャーがなくなるのはいいものでもありますか?
F:いや、僕はむしろそれと向き合いたいんだ。正直なところ。みんなプレッシャーと思ってるけど、それは全然プレッシャーじゃないよ。だって僕は一試合一試合それを引き受けてるんだから。みんなあと一回勝てば記録を破れると思ってるけど、僕が心配してるのはラッキールーザーとの初戦に勝つことなんだ。ほら、それがどんなに大変なことか分かったでしょう。
それに今日は最初から骨が折れた。僕は苦しんでたし、大変な試合だった。初戦はいつでも難しいけど、僕は信じられないほど勝って来た。1回戦負けしないで、多分、2年以上やってきたんだ。だから、それについてはすごく満足してるよ。遅かれ早かれこういうことは起こるんだ。だからそれでいいんだよ。問題じゃない。
Q:あなたのように負け慣れてないと、いつ警鐘が鳴り始めるんですか?いつでも復帰できると感じていますか?それとも奇妙な場所にいる気分ですか?
F:勝った試合でも、試合中何度も、試合をひっくり返せないんじゃないかと怖くなるよ。互角の時でさえ、相手が自分よりいいプレーをしていて、ここから抜け出すのに奇跡みたいなものが必要だと感じたりする。そして今日も同じだった。もちろん、1セット1ブレイク落としてれば、盛り返すことなんて出来るのかと考え始める。自分自身を疑いながら、とにかくやってみる。でも今日は、何かの理由で僕が盛り返せない日だったんだ。
Q:彼が今日やったことで、特に驚いたことがあった?
F:いや、彼とはここで2、3年前に対戦したことがあったから、どうなるかはちゃんと分かってたよ。彼が復帰してから会ったことはなかったけど、彼が全く同じようにプレーするのを見てすぐに、ベースラインからいいリズムを掴むことができた。今日は本当に、大きなチャンスを全部逃したように感じるよ。盛り返すチャンス、プレッシャーをかけるチャンス。セットポイントを握った時、あのフォアハンドを決めるべきだった。そうすれば事態は違っただろうね。でも誰にも分からない。ただ僕の思うようにいかなかったみたいだ。
それに彼は本当に、すごく安定したプレーをしてた。ミスもせず、するべき時にいいリターン、いいサーブをした。だからタフだったよ。
Q:第1セットを落として、第2セットでは空気が抜けたように、どうしていいか分からないように見えましたが。
F:うん、言ったように、第2セットは全然入り込めなかった。最初はよかったんだけど、その後は・・・つまり、僕はタイムアウトを取るのがいやだったんだ。ただそうするのが嫌いなんだよ。トレーナーが来るまでが永遠のように感じるんだ。第2セットに入るころには、もうすべてが死んでしまったように感じて、そのうえ1セットダウンで、既に簡単な事態じゃなかった。なんとか戻ろうしたけど、そうはならなかった。
そのあと、もう一度タイムアウトを取らなくちゃならなかった。邪魔が多すぎたんだ。つまり、勝ってるときは問題ないけど、負けてるときは、なんというか・・・本当にリズムが乱れるんだ。
その後はプレーしやすくなったけど・・・日陰になって、あまり風もなくてプレーするのにはよかったけど、でも、うん、言ったように、今日はただうまくいかなかったんだよ。
Q:キャリアのどの時点でいわゆる「短期記憶」を身に着けたんですか?この試合の後、何事もなかったようにダブルスのコートに出て行きましたが。
F:好きなパートナーと組んでいい人たちと顔を合わせて、いい試合をしたかったんだ。特にシングルスで負けた後は、それを追い払いたかった。長い間そんなことはなかったからね。ダブルスのコートに入って行く時、みんなからスタンディング・オベーションをもらったんだ。すごくよかったよ。みんな僕がダブルスに姿を見せないと思ったのかな。
ロブレドも同じ問題を抱えてた。彼も負けてダブルスをプレーした。これはキャリアの始めのころ、僕が何度も向き合わなきゃならなかったことだ。でも、コートを去る時大きな声援をもらって、それからダブルスのコートに入る時またもらえるのはいいね。
だから、いい気分だよ。ダブルスに勝ったあと、シングルスで負けたインタビューをする。気分が変わっていいよ。
Q:なぜこの大会でダブルスをやることにしたんですか?
F:ここではこの2、3年やってるよ。シングルスは毎日プレーしないし、新しいルールや友達や、プレーする理由はたくさんある。 もう先週ドバイでダブルスをやったから、ここでも1回戦勝てた。こういうのも時々はクールだね。
Q:第2セットでは「もう少し前に出るべきじゃないか」と考えているようでしたが、彼があなたを後方に押し下げていた?
F:いや、彼はボールを生かし続けて僕を振り回したんだ。それに、そう、僕はなんとかして中に入ろうとした。1セットと1ブレイク負けてたら、間違いなく何か違うやり方ができないか考え始めるよ。
そう、僕はするべき時にするべきサーブをしなかった。フォアハンドは望んだようにはうまく決まらなかった。でも、彼はよく掻き回したよ。彼をおおいに褒めなくちゃね。僕は、そう、第2セットでは全然うまくやれなかった。
Q:リズムについてもっと話してもらえますか?ショットの感覚の問題?それともエネルギー?試合にとってどれぐらい重要なものですか?
F今日の試合のこと?それとも・・・
Q:一般的にです。試合のリズムは不可欠な要素ですか?
F:どれぐらい重要か?
Q:そうです。
F:そうだね、つまり・・・僕は何度も盛り返してるけど、盛り返すときは、いつもそれが普通に思えるんだ。盛り返さない時は、なんというか・・・問題がある。つまり、いつもみたいじゃないんだ。相手は、そうするべき時に、僕を完全にやっつけてしまう。彼は最後には完璧な試合をして、もう僕にチャンスをくれなかった。いいサーブをして、ミスもしてくれないし、最後には僕は、盛り返すにはあまりにみすぼらしいプレーをしていた。だから、今日勝つべき人間が勝ったんだ。単にそれが事実で、もちろん、とても重要なことだ。でも、僕はこの10年で50%以上の試合に勝ってきたけどね。
いい気分ではないよ。それが相手がしようとしてることで、実は、こっちのリズムを崩そうとしてるんだ。サントロなんかはその達人だから、いつもちょっとぎこちない気分でプレーすることになる。いつでもそうなるんだ。
Qフォアハンド側で30のアンフォーストエラーがあったのを憶えてますか?問題があったということですが、2セットで30のアンフォースト・エラーです。
F:しょっちゅうあるよ。特に、統計を取ってる人たちの中には、どこでアンフォースト・エラーを取ってるのかと思う人たちもいるんだ。ある大会では、たとえばオーストラリアとかでは5セットで10、別の大会になると60とかね。そういう人たちが理解できないよ。絶対に同じ人たちが統計を取ってないと思う。これは確かだよ。この大会では、多分ちょっと厳しいね。
Q:このような敗退が結果的に休養につながって、クレーシーズンに押し出してくれる?
F:そうだね、僕はとてもポジティブに考える人間だし、このシーズンの最後には僕にとってよかったということになると思うんだ。とてもリラックスしたシーズン開幕を過ごせたし。全豪オープンとドバイでプレーしただけで、休む時間も十分あったしね。だから、シーズン最後まで絶対疲れ果てたりしないと思う。これはいいことだね。
それにこの1年半を考えると、僕はずっとすべての決勝に出てきた。シンシナティとここと、他にもあったかもしれないけど、それ以外ではいつも決勝にいたんだ。ずっと一息つきたくてたまらなくて、それに練習とかいろいろ、試合とか。僕はいつも限界を引き伸ばし続けてたんだ。
だから、こういうのも実は僕にとっていいことかもしれない。ただすべてから逃れて、また休む時間を取って、マイアミの前にハードに練習するんだ。あっちでは早いラウンドを勝てるといいんだけど。
Q:ロッカールームではみんなあなたに何て言いました?
F:いや、僕が入って行っても、みんなあまり僕を見ないんだよね。(笑)




コメント
nannanさん、いつも翻訳ありがとうございます。m(__)m
英語のインタビューを聞き取るのはとても苦手なので、(英語のスクリプトを読むのもすごーーーく時間がかかって。。。^_^;)本当に助かります。
Rogerはダブルスですっかり気分転換したようですね。最後の1文は思わず笑ってしまいました。いつものことですが、敗戦の後の彼を見るとますます惚れてしまいます。(*^。^*)
また記事&翻訳、宜しくお願いします。
nocko at 2007年3月13日 20:33 | 返信
あれだけの選手がここまでマスコミと上手くやれるのは、珍しいですね。インタビュー読んでその点にびっくりしました。
本当に懐が深い男だ、ロジャー。
ダブルスに登場した時、スタンディリングオベーションで迎えられたのか~。かっこいい。
xavi_takayuki at 2007年3月13日 22:57 | 返信
>>nockoさん
こんにちは。
いつもムリヤリなところの多い訳ですみませんが、お役にたてたらうれしいです。
ロジャーは負けても穏やか・・・惚れ直しました。
ここでひと息入れて、次からまた新しい気分で活躍していってほしいです。
>>Xaviさん
そういえば、記者側も意地悪な質問したりしてませんね。ダブルスでのスタンディングオベーションといい、負けてもロジャーへのみんなの敬意が感じられます。これもロジャーの偉業と人徳のなせる業か・・・
nannan at 2007年3月13日 23:43 | 返信
Hola!
ロジャーの足が無事で何より。何といっても怪我が一番怖いですから。(全力青年、君のことダ☆)
ここで初戦敗退しても、彼のキャリアにそう影響するものではないと思いますし、ロジャーのことですから、きっと次のマイアミに向けてがっつりと調整して来るでしょう。
ダブルスでスタンディングオペレーションもらったんですか。
皆、心配してくれてたんですね~。いい話です。
さて、気になる4回戦。嗚呼無常の同胞対決が2組。
話題のカニャスを破ってノってるモヤ兄VSヒューを下したテプサレビッチを一蹴したダビド。
そして、ゆずボンに引導を渡したアカスソを破ったフェレロVSお友達対決で打ち勝った全力青年。(・・・去年のシンシナティQFを思い出してしまう。今度は勝鬨を上げて欲しいっす)
その他は
ジョコVSベネトー、デンコVSスポーツ刈りマレー、全豪の雪辱なるかハースVSゴン、ルピVSナル、ラファと同い年ガスケVSロデ、チェラVSベルディヒに勝ってラッセ~ラ、ラッセ~ラ♪のラッセル(意味不明)
って好カードが目白押し。
しょ~がない。SFまではATPtennis.comのHIGHLIGHTSビデオ
見るか。
nannanさん、また記事のアップ宜しくお頼申しまっす☆
では、明日もまた良い日でありますように!Adios!
stetekoNadal at 2007年3月14日 00:41 | 返信
はじめまして、nannanさん
会見のスクリプト、素晴らしい翻訳で、感動しました。
いつも読ませていただいてますが、温かみある選手の人柄が表れる訳で、いつも感心しています。
これからも楽しみにしております。
びょるぐ at 2007年3月14日 01:44 | 返信
>>stetekoさん
今回スペイン勢けっこう残りましたよね。4回戦ではスペイン対決がふたつも・・・
QFではモヤ×ジョコが見られるかも?楽しみ~
フェデラーが去って、みんな気合が入ってるから(多分)、いい試合になってくれるといいですね。
>>びょるぐさん
はじめまして、ようこそ。
読んでいただいてありがとうございます。
びょるぐさんもテニスブログ書かれてるんですね。また遊びに行かせてもらいます♪どうぞよろしく。
nannan at 2007年3月14日 18:58 | 返信
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